【KORGのPitchCrow-G】を買ったのでレビューしてみる
- 2015.12.09
- ギターと周辺機器

ちょっとギター弾きたい時に、チューナー用意するのって面倒じゃないですか?
チューナー持ってきて、シールド繫いで・・・「あれっ?電池ないじゃん。」みたいな。
そんな感じでずっとクリップチューナーが気になってました。
でも、無いものを買うならいいですが、(なぜか3つも)すでに持ってるものをさらに買う、(しかも4つ目)というのは億劫でしたが、とうとう重い腰をあげて買いました。
結論から言うと、これは便利すぎる!
これにしました
KORGのPitchCrow-Gです。
僕は、KORGのペダルタイプ、ラックタイプを持っていてずーっと使っていたので、クリップチューナーを買おうと思ったときもKORG一択でした。
僕のイメージでは、KORGのクリップチューナーといえばこれでしたが、
KORG クリップ式チューナー pitchclip ピッチクリップ ギター/ベース用 PC-1
もう何年も前の商品だったんですね。
今はかなり安く売られているので、これもアリかな?とは思いましたが、やっぱりこの手のものは最新のがいいでしょ!ってことでPitchCrow-Gに決定。
開封の儀スタート
それでは早速使ってみます。
早速開けてみる
おぉ!小さい!
なるほどこんな感じなのね。
ポイッとしてた外箱を改めて見ると、こんなところにボタン電池が。
KORGさん、ありがとうございます。
これがついていなかったら、電気屋さんに走ることになってました。
電源を入れてみる
ここが電池を入れる部分のカバーになってます。
カチャッと取り外して、このカバー自体にボタン電池を取り付けます。
こんな感じ。
この状態のまま、元の場所に取り付ければOKです。
PitchCrow-Gは電池の寿命が従来の3倍!、24時間動くそうです。
1分でチューニングしたら1440回、毎日ギター弾いても4年くらい使える計算ですね。
凄い・・・。(あくまで仕様書上ですが。)
背面は、電池カバーを囲うように操作ボタンが4つ配置されています。
スマートですねぇ。
この右上がON OFFボタン。
ポチっと押すと、
電源ON!
うーん、なんかカッコいいぞ。
ボタン押したらすぐに電源が入り、イライラもなかったです。
(旧タイプだと、3秒ほど待たされるようなレビューも見かけたので、おそらく改善されたのでしょう。)
チューニングしてみよう!
ヘッドに取り付けて、いざチューニング。
ホールド感も問題なし。
クリップチューナーは、振動を感知してチューニングするタイプが多いよう。
マイクとかで拾うんじゃないんですね。
本当に大丈夫なの?と少々疑ってしまいます。
恐る恐る弦を弾いてみると・・・。
おおぉっ!
完璧じゃないですか!
反応も凄くいい。
普通のチューナーだとメーターの動きがおかしい時に、シールドを疑ったり、ジャックを疑ったり・・・と原因を突き止めるのに苦労します。
そんな時にもクリップチューナーだとシンプルでいいな、なんてふと思いました。
他の機能を確認してみる
うん、もう便利なのはわかりました。
でも、PitchCrow-Gには他にも便利な機能が搭載されています。
それらを一通り確認してみましょう。
チューナーモードの切り替え
通常は”クロマチック”という半音階でチューニングができるモードですが、PitchCrow-Gではその他にギターとベースの開放弦に合わせた専用のモードがあります。
電源ボタンの下にあるMボタンで切り替えます。
押すたびにクロマチック→ギター→ベースと切り替わります。
左側にBASSと出ました。
今はベースモードっていう意味ですね。
試しにギターモードに設定してチューニングしてみます。
”A”と音階が表示されている横に”5”と出ています。
「ギターの5弦Aの音にチューニングされましたよー。」って教えてくれます。
さらに便利なのが、初心者向けのこの機能。
ギターモードに設定した状態で、1弦をEにチューニングしようとすると・・・
こんな感じに”!”マークが出ることがあります。
これは、「1弦巻きすぎ!そろそろ切れちゃうかもよ?!」って教えてくれてます!
初心者の方には凄い便利じゃないですか?
かくいう僕も、初めてチューニングした時に3回連続1弦を切りました。
初心者の頃は、チューナーを持っていても見方がわからなくて巻きすぎてしまうんですよね。
キャリブレーション設定
左上のCALボタンで設定します。
押すたびに1Hzずつ上げることができます。
通常はAを440Hzでチューニングしますが、変えたいときにはここで設定します。
442Hzになりました。
ファインチューニング
0.1セント以内でチューニングできるモードです。
要は、”めっちゃ正確”にチューニングできるモードです。
左下のFCNボタンで呼び出します。
そうすると、チューニングするときの画面がストロボ表示になります。
右へ左へと動くメーターが、ピタッと止まればチューニングOKという意味。
僕的には使うことは無いんじゃないかと思います。
ここまで正確にチューニングしようとすると、いつまで経っても終わらない・・・。
レコーディングする時なんかはいいかもしれませんが。
フラット/カポの設定
これは、フラット(半音下げ)とカポタスト(半音上げ)の設定ができます。
例えば、フラット設定すると6弦の開放弦がEではなくE♭へ、さらにDへ、さらに・・・といった具合にチューニングできます。
ファインチューニングの時に使ったFCNボタンを長押しすると設定できます。
モードが設定された状態で、さらにFCNボタンを押すと、どれくらい下げるかor上げるかを決められます。
これも使いどころは特殊なケースですね。
このスペックで価格は
2000円くらいです。
安っー!
クリップチューナーとしては”最安ゾーンのラインナップよりちょい高”でしょうか。
いずれにしても安いです。
悩むまもなく買えちゃう価格帯。
なんていい時代なんだ!
1ヶ月ほど使ってみた感想
チューニングの精度も問題ないですし、使い勝手もいい。
なにより反応がいい事に驚かされます。
シールドで繋がっていないのに、しっかりと反応するのがいまだに不思議。(笑)
後は電池の寿命が仕様書どおりだと期待したいですね。
先ほども書きましたが、普通に使えば数年持つ計算になります。
チューニングといっても日々の微調整程度でしたら数秒で終わってしまいますからね。
電池を交換するのは遥か先でしょう。
まとめ
いいっすね、クリップチューナー。
先に持っていた友人が、「もう便利すぎてギターにつけっぱなし。」って言ってたのがわかります。
ちょっとギターを弾きたい時に、さっとチューニングできるのは便利ですし、ギターを手に取るモチベーションも上げてくれそうです。
ただ、メインチューナーにはしない方がいいですよ!
先ほども書いた通り振動でチューニングするので、スタジオ練習やライブで使うと正確にチューニングできないかもしれません。
(実際には大丈夫なようですが、念のため。)
あくまで、2台目、3台目のチューナーです。
でも、一番使用頻度が高くなるのは間違いないですが。
いやー、いい買い物だった。
KORG ギター/ベース用クリップ型チューナー Pitch Crow-G AW-4G-BK ブラック
買う気満々でAmazonに行ったら、たまたまタイムセールで安く買えたのもラッキーだった。
カートに入れてから気付いた。(笑)