弾きやすさ?カッコよさ?ギターの持ち方について考えてみる
- 2015.11.25
- ギターのこと

おそらくギターを買って最初にすることは、ギターを持った姿を鏡で見ることではないでしょうか?
そして、その時に思うのです。
「どの位置がいいんだろう?」って。
・・・という書き出しなのに恐縮ですが、このページは”教科書的なギターの持ち方”をご紹介するものではありません。
僕がギターの持ち方について超個人的な思いを記したページです。
なので、正しい持ち方のような真面目なページをお探しの方にはお役に立てないと思います。
どうぞご理解ください。
弾きやすさ?カッコよさ?
教科書的には”おへその辺りにギターの中心がくるように”といわれます。
はい、わかりました!ということでその位置にして鏡を見てみると、とてつもなくパッとしないわけです。
かく言う僕も、微妙な位置調整を何度もやりました。
まだ音を出していません。
ギターを上げたり下げたりしているだけです。
でも、ここが決まるまでは弾くモチベーションになりません。
僕は”低いほうが偉い”という都市伝説を信じていた世代なので、まず思い切り低くして演奏できるギリギリの位置まで上げていく、という手法で持ち方を決めました。
重要度は、演奏しやすさ<カッコよさ、です。
ギターの上からおへそが覗く位の位置です。
カッコよさの基準は自分の妄想なので、苦情は受け付けません。
不思議なことに、それから何年経っても初めに決めた持ち方からそれほど変わっていません。
色んなギタリストがいる
そんな感じで自分なりの美意識をもってギターの持ち方を考えるのですが、それはプロの方々もそうだと思います。
僕は、最初に”低く持つとカッコいい”というイメージを作ったのは、ジミーペイジだと思っています。(あってますか?)
そのペイジは低いために上手く弾けていなかったように思います。(あってますか?)
でもロックギタリストのイメージを貫くため低いままだったですよね。(これは、あってますよね。)
その後、ロック界には色んなギタリストが出てきます。
個性的な人たちもたくさんいます。
狙ってやっているのか、普通に弾きやすいからなのか、はわかりませんが。
例えばこんな人たち。
思い切り高い人
僕の中のギターの位置が高い人といえば、RAGE AGAINST THE MACHINEのトムモレロです。
”ギターの位置は低い方が偉い”と長年に渡り信じていた僕が、ようやく目覚めたのはこの人のおかげでした。
この人の演奏は是非ライブ映像を観てもらいたいですね。
ギターの持ち方だけでなく、サウンドや奏法も変わってるので、「なんだこれは?!」と驚くこと間違い無しです。
ちょっと低い人
日本を代表するロックギタリスト、布袋さん。
この人はテクニックだけじゃなく、ビジュアルにもかなりこだわってます。
「ギターは腰で弾く!」といってました。
そんなかんじで踊るように弾くのが特徴的ですよね。
思い切り低い人
僕はザックワイルドやヌーノベッテンコートを思い浮かべます。
すごーく弾きにくそうな位置で、すごーくテクニカルなプレイをします。
この人たちのプレイも是非見てもらいたいです。
正直、どうしてそんなことができるのか、理解不能です。
ザックさんはネックを縦にして無理やり弾いてる感はありますが・・・。
このように見ると、持ち方に個性がある人は、プレイスタイルにも個性があるように感じますが、いかがでしょうか。
そして覆す!
冒頭、教科書通りの持ち方はパッとしないとか言ってみたり、極端に位置が高いor低いギタリストを絶賛してみたりしましたが、ここで一気に覆します。
最近はこの人がカッコいいと思うのです。
いわずと知れた日本人ギタリストの頂点、Charさんです。
このジャケットを観てください。
持ち方は普通です。
ですが、ギターを持ったその姿はメチャクチャカッコいいんですよね。
なんなのでしょう。
言葉にすると安っぽくなってしまいますが、オーラが違うとしか言いようがないですね。
話がまとまらない・・・
結局どれがいいんだよ!と自分につっこみたくなる展開になってしまいました・・・。
力技で解決すると、カッコよければ何でもアリ!
ということで締めたいと思います。