【ビブラート奏法】感情豊かなフレーズを演出するなら必須テクニック!
- 2015.11.25
- ギターのお勉強

初心に帰り、ビブラート奏法について一から学びます。
ビブラート奏法とは
ビブラート奏法とは、音程を小刻みに(またはゆっくりと)揺らし、伸びやかで色気のあるサウンドを出す奏法です。
その正体はチョークアップとダウンの繰り返し。
それにより音程に変化をもたらします。
ということは、チョーキングを身に着けておかなければ、上手なビブラートは有り得ないということですね。
演奏方法
上記の通り、チョークアップとダウンの繰り返しにより、音程の揺れを作り出します。
その繰り返しの速度により、表情豊かなサウンドが得られます。
例えば、ゆっくりとアップダウンすれば緩やかなビブラートとなりますし、小刻みにアップダウンすれば震えるようなビブラートになります。
曲のテンポや曲調、ジャンルによって使い分けると、より印象的なフレーズを作ることができるでしょう。
まー、それが難しいんですが・・・。
アームを使う
ビブラートは必ずしも手で行うとは限りません。
ギターに装着されたアームを使っても音程の揺れを再現できます。
このようなパーツがアームです。
これを上下に動かすことにより、弦のテンションが緩くなったり強くなったりします。
結果、音程が変化します。
それによってビブラート奏法と同じ効果が得られるのです。
ちなみに、アームはギターのボディ側に押し込んだり、上に引き上げたりして使うものです。
時計のようにクルクルと回しても何も起きません。
僕は初心者の頃、「何も起きないぞ・・・。何に使うものなんだこれは?」と思いました。
いろいろと試行錯誤して、上下に動かすと音が変化することを発見し、ウニョ~ンと変な音を出して「だから、この変な音は何なんだ・・・?」と長い間悩みました。
その過程を全て隣の部屋で聞いていた家族は失笑してましたよ・・・。
タブ譜の記号の意味
タブ譜の記号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
Vib | ビブラート | ビブラート奏法で音程を揺らす |
Arm Vib | アームビブラート | アームを使ったビブラート |
音程を揺らすスピードまではタブ譜に記載されていません。
自分のセンスで曲調に合ったビブラートをかけましょう。
ビブラートを使ったプレイ
ほとんど基本テクニックに近いので、ビブラートはいろんな場面で聴くことができます。
むしろ、単音を長く伸ばすときには使わない方が珍しいんじゃないかな?
ビブラート誰が上手い?って話しになると名前があがることが多いイングウェイ。
ロック・メタル界隈ではやはり存在感は大きいですね。
ロック界からもう一人、ザックワイルド。
ビブラートやチョーキングが非常に特徴的です。
あとはやっぱりクラプトンでしょうか。
この人の名前もよくあがりますね。
ビブラートは難しい
ビブラートは雰囲気のあるギターソロを弾くためには必須のテクニックといってもいいのではないでしょうか。
しかし、揺れの速さや深さ、安定感はギタリストのセンスや技術が問われるところ。
僕なんかは、上手い下手を簡単に見破られそうで、ロングトーンにビブラートをかけるのはビビッてしまうくらいです。