【結婚披露宴スピーチ例】職場の上司や先輩がスピーチする場合

【結婚披露宴スピーチ例】職場の上司や先輩がスピーチする場合

結婚披露宴のスピーチ例です。
今回は、話し手の立場が職場の上司の場合をご紹介します。

ポイント

当人との最初の出会い、印象的なエピソードを語りましょう。

職場での仕事ぶり、人柄、成功談などは多くの人にとって新鮮な内容であるはずです。
上司目線のお話は当人、親族にとっても新しい発見があるかもしれません。

例文①

職場の上司としてのスピーチ例です。

お祝いの言葉

新郎新婦並びにご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。

自己紹介

ただ今ご紹介いただきました、新郎○○君が勤めます株式会社○○において○○(役職)を致しております○○と申します。

エピソード①

”三日、三月、三年”という言葉がございます。
これは、生活の節目をについていったものですが、結婚生活もこの節目をどう乗り越えるかによって、その後に大きな影響が出てくるものです。

まず、三日目はまだまだ新婚気分で夢心地でありますが、ハネムーンも終わり社会との接触が始まります。
二人の日常生活の規律をつける大切な時期でございます。

たいていの夫婦は三ヶ月目ぐらいに大きな喧嘩をなさるそうです。

結婚前に抱いていた夢が現実の壁に突き当たる。
理想の夫、理想の妻と思っていたのがアラが目に付き始める。

これがたいてい三ヶ月目であります。

そこで一つ乗り越えなければなりません。
お互いにわがままを我慢しなければならないと歯を食いしばるべきでございます。

その次の節はだいたい三年目。
毎日、毎日、決まりきった家庭生活がハナについてくる頃でございます。

ここを何とか無事に通り抜けてしまうと、お互いの欠点があまり気にならなくなり、不平不満は外に向くようになります。
こうなると夫婦の利害が完全に一致し、戦友意識が生まれてくるのです。

そして、それからは十年、二十年と夫婦としての歴史も積み重ねられ、人生の哀歓を共にしたいという愛着が加わって、もう離れがたくなってしまいます。

数年の夫婦はまだまだ未熟です。
十年、二十年と共に暮らしてみて、はじめてその良さがわかるのであります。
この夫婦の味を十分に噛み締めることが最大の幸福であると考えるのです。

エピソード②

さきほど、ご媒酌人から”ともにしらがの末までも”とおっしゃいましたが、それこそ夫婦の理想の姿と申すべきでありましょう。
若いうちは恋人といいあっても、結婚して年月が経ってくると、愛情も冷めてしまってよからぬことを考えたり、惰性で夫婦となっているという間柄も少なくありません。

しかし、そうではなく平和な幸福に満ちた結婚生活を何十年もの間変わることなく過ごしたばかりか、いつまでも恋人、新婚の感情を持ち続けるご夫婦もいらっしゃいます。

恋愛は青春時代の特権ではありません。
相手への熱愛は、新婚当時のみの感情にとどめてはならないのです。

お二人も、終生愛情をもって幸福な生活を続けられ、万事に於いて最高な結果がもたらされるよう、お祈りしてやみません。

結びの言葉

本日の幸福がいつまでも続くことを社員一同願っております。

いささか差し出がましいことを申し上げたと存じますが、本日のおめでたい席に免じまして、どうかお許しください。

本日は誠におめでとうございます。

例文②

職場の上司としてのスピーチ例です。

お祝いの言葉

新郎新婦並びにご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。

自己紹介

ただ今ご紹介いただきました、新郎○○君が勤めます株式会社○○において○○(役職)を致しております○○と申します。

エピソード①

私は、結婚生活を送る上で隠し事が一番いけないと思っております。
思い過ごしも、取り越し苦労も、全て話し合えばわかることなのです。

夫婦の間でも、お姑さんとお嫁さんの間でも、秘密があってはうまくいくものではありません。
ご主人が奥さんに相談もせずに、自分ひとりではじめた仕事は成功したためしが無いといわれますし、奥さんがご主人に黙って貯金を増やそうと株に買い換えたらとんでもない事になってしまった、などという例はよくあることです。

はじめから十分に話し合いをして同意を得ていれば、なんの心配もなかったことを自分ひとりで隠し事をしているから悲劇が起こってしまうのです。

むかしは、世帯のご主人が一人で心に決めて仕事を始める、妻子はただ黙ってそれを助ける、というのが日本の家庭制度のあり方でありましたし、また日本女性の美徳ともされていました。
しかし、今日ではそんなことでは決して奥さんはついていってはくれないでしょう。

奥さんの協力があってこそ、どんなに苦しい事態に遭遇しても、それを切り抜けていくことができて、ひとつの物事を達成できるのであります。

これからは、二人が一つの船に乗って人生の荒波に漕ぎ出していくのですから、舵をとる身も、オールを漕ぐ身も、ひとつの心で全てあからさまに相談し合い進んでいかないと、舟の方向が定まらず前に進めなくなってしまいます。

どうぞ心を開いて仲良く協力していかれるよう、お祈り申し上げます。

エピソード②

私がお二人にお伝えしたいのは一つだけです。
どうか、どんな場面でも心からの感謝の意を相手に示す姿勢でいてもらいたいのです。

お二人はこれから新婚旅行に出発されるのでしょうが、ホテルに泊まっても、食堂で朝食を食べても、なにかひとこと相手を褒めることを実行なさるようにおすすめいたします。
なにも思ってもいない事を言う、というものではありません。

料理がおいしかったり、ホテルのサービスが親切だった時に、素直に思いを伝えるのです。
そのような言葉は相手を喜ばせて、何かいい事が自分に返ってくることも少なくありません。

今後、新生活を始めた際にもお隣や近所のお店に何かにつけて感謝の気持ちを表してください。
相手も心を和らげてサービスするようになります。

こうした小さな親切的なことから、世の繋がりが横に広がっていき、自分の周囲だけでも明るい付き合いができるようになります。
新居に落ち着かれたら、いっそう大切なことでありましょう。

お二人も早速に実践なさって、よい結果をおさめられますよう、お祈りしております。

結びの言葉

本日の幸福がいつまでも続くことを社員一同願っております。

いささか差し出がましいことを申し上げたと存じますが、本日のおめでたい席に免じまして、どうかお許しください。

本日は誠におめでとうございます。

例文③

職場の上司としてのスピーチ例です。

お祝いの言葉

新郎新婦並びにご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。

自己紹介

ただ今ご紹介いただきました、新郎○○君が勤めます株式会社○○において○○(役職)を致しております○○と申します。

エピソード①

お二人の門出がこのように純粋な形で行われ、心からお二人の結婚を祝う純真な気持ちで集まられた方々とご一緒に、お祝いの言葉を申し上げることこそ、私のもっともの喜びであり、光栄とするところでございます。

私は常々、結婚式を形式的にとらわれた形で挙げること、煌びやかで派手な披露宴、豪華な新婚旅行などをいかがなものかと思っております。

それは、このようなものにむやみにお金を掛けたがるのは女性的な結婚にたいする感情が原因となっており、多くの場合男性はそれほど華美にしてお金を掛けることに賛成していないと思うのです。

これらは、美しい人生の夢を煌びやかに飾りたいという女性の一念から発するもので、それは将来の結婚生活に良い結果をもたらすものではないからです。

人生の夢を全てを結婚の一瞬に集中させてしまったら、その後はいったいどうなるか?

人生のスタートの日に最高地点を設けてしまっては、あとはどのような曲線を描くにしても指数は下降するばかりであります。

賢明なご両人が早くこのことに気付かれて、本日のような実質本位のお祝いの席で結婚ご披露されることは、まことにもって素晴らしいことと思います。

結婚はゴールではなくスタートである。
それを十分に掴んでいるからこそ、本日のような結婚式を挙げることができたのでしょう。

賢明なるお二人の結婚を心から祝うとともに、一歩一歩堅実に積み重ねていくもっとも充実した結婚生活のご幸福、皆さんと一緒にお祈りしたいと思います。

エピソード②

結婚生活は一日にして成らず、長い年月の積み重ねがよき結婚を作り出すものであることは皆様にも納得していただけるものと思いますが、どの仕事につきましても、一朝一夕で名人になれるものではありません。

今日の若者は、一般に気取りが多い上に素直ではないため、他人に教えを乞うという謙虚な気持ちに欠けているように思います。
それはやっぱり熱心さの不足で、人に聞かずに自分の力だけでそのばを切り抜けようとしますから進歩が無い。

とかく井の中の蛙になり、独りよがりになりがちであります。

若さというものは華やかなものでありますが、その華やかさに自分たちが溺れてしまっては、よい結果を生み出すことはできません。

もちろん自信を持つことも大切ではありますが、同時に自分の知らないところ、わからないところは素直に先輩方に教えてもらって、自分の力を少しずつ増し加えていくことが、新しい家庭を持たれたお二人にとってはもっとも大切なことでありましょう。

どうぞ、50年も60年も、いや100年も夫婦道を精進されますよう、お祝いとともにお願い申し上げるところでございます。

結びの言葉

本日の幸福がいつまでも続くことを社員一同願っております。

いささか差し出がましいことを申し上げたと存じますが、本日のおめでたい席に免じまして、どうかお許しください。

本日は誠におめでとうございます。

例文④

職場の上司としてのスピーチ例です。

お祝いの言葉

新郎新婦並びにご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。

自己紹介

ただ今ご紹介いただきました、新郎○○君が勤めます株式会社○○において○○(役職)を致しております○○と申します。

パターン①

○○君は私共の会社におきまして、現在はエリアマネージャーという重要な仕事を担当されています。

そこに至るまで、私の直属の部下として5年間働いて参りましたが、これほど強い若者には出会ったことがありません。

正直なところ、私は部下たちに「鬼軍曹」と呼ばれていることを承知しております。

自慢できることではございませんが、その名のとおり大変厳しく、無理難題も申します。

しかし、○○君は5年もの間、嫌な顔一つ見せたことがないのです。

もっとも、私のいないところでは、どうかわかりませんが。

・・・いえ、今のは冗談といたしまして、そのような裏表があるのなら一度くらいはそのような表情も見ることが出来たかもしれませんが、5年間で一度も無いのです。

このような心の強さは○○君の持って生まれたものに加え、ご両親の訓導の賜物ではないでしょうか。

パターン②

新婦の○○さんは何よりも、自分のことより、周りの人のことを優先して考える優しい性格です。

それを最もよく表す印象的なエピソードがございます。

私共中小企業は、少々のことでは仕事を休むわけには参りません。
それは記録的な大雨の日でした。

交通機関が麻痺し、業務や帰宅も困難な状況です。

そんな中○○さんは、自転車通勤の従業員を車で家に送り届けたり、ご家族への連絡を行ったり、といった行動を自発的に行うのです。

また、男性職員も巻き込み社屋の保護や補強を先導しておりました。

このように優しくも行動的で強い女性でございます。

パターン③

先ほどからの皆様の祝辞が大変面白く、私も皆様と一緒に大笑いしましたが、ふと拝見すると新婦の○○さんもニコニコと笑顔を浮かべていらっしゃいました。
その笑顔が大変可愛らしく、○○君は良いお嫁さんを引き当てたものだと、失礼ながら大変感心いたしました。

家庭の幸福は笑顔から始まるといってもよいくらいです。
笑顔が素敵な方は明るい資格の人でもあります。

明るい笑いのできる女性は、まず夫にとって理想的な良い妻となる資格を持っているといえましょう。

結びの言葉

結婚は人生のゴールではなく、新たなスタートであると申します。

本日の幸福がいつまでも続くことを社員一同願っております。

いささか差し出がましいことを申し上げたと存じますが、本日のおめでたい席に免じまして、どうかお許しください。

本日は誠におめでとうございます。

例文⑤

職場の上司としてのスピーチ例です。

お祝いの言葉

新郎新婦並びにご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。

自己紹介

ただ今ご紹介いただきました、新郎○○君が勤めます株式会社○○において○○(役職)を致しております○○と申します。

エピソード①

新婚早々は、ご主人は勤め先から一分一秒でも早く我が家の玄関に飛び込もうと努力しますし、奥さんは一生懸命においしい料理をつくって夫を喜ばせようと努力いたします。
しかし、年月を経るにしたがって、段々と気持ちが変わってくるのが常であります。

ご主人はヘソクリを隠しておいて同僚と飲み歩くのが最大の楽しみとなりますし、奥さんは今日は疲れたからとインスタントラーメンをつきつけたりするようになります。

こうなりますと、自分の世界は家庭の中ではなく外に向いてしまう。
そこに夫婦にとっての不幸の種がまかれるのであります。

また、夫婦が一つの家の中で共に生活していると、とにかく干渉したがり、必要以上に踏み込むようになりがちでありますから、それぞれの世界は大切に尊重することが大切にしなければなりません。

夫が家に帰ってきたらその日の行動を、根掘り葉掘り聞かなければ気がすまない妻もいるようです。
家庭という場所こそ男性の憩いの場であり、せっかく昼間の緊張から解放されたのに、家庭でもその緊張を思い出さなければならないとすると、私はその夫に同情を持たずにはいられません。

家庭こそ本当の憩いの場であり、心の拠り所である、と感じられる夫婦こそ、よき結婚生活を持つことができるのでしょう。
どうぞ、ここにおられるお二人も、そのような心休まる温かいご家庭で、のびのびと暮らす事ができるようお祈りしております。

エピソード②

お二人の結びつきについて先ほどご媒酌人からお話を伺いましたが、なんともロマンチックなエピソードでありまして、最近のドライな世相のなかにもこのようなロマンチシズムが残っていたかと、大変うれしく感じました。

本当のロマンチシズムは、自分の愛する人を幸福にさせたい。
そして多くの人の役に立ちたいという欲求が、たたかいとなって現れてくることから生まれます。

たたかいが無ければロマンチシズムは、ただのセンチメンタルになってしまいます。
たたかいあってこそエネルギーが生まれ、物事を達成する原動力となるのであります。

それを一般に”夢”と呼びます。
現実社会の成功者たちが今日の若者に「もっと夢をもて」と言うのも、ここにあるのです。

今日、お二人がロマンチックな夢を見事に実現されるまでにも、様々な困難や障害を乗り越える努力があったことと想像いたしますが、そのロマンチシズムをいつまでも忘れずに、今後の生活にもさらに楽しい大きな夢を描いて、実現に向かって努力していただきたいと思います。

結びの言葉

本日の幸福がいつまでも続くことを社員一同願っております。

いささか差し出がましいことを申し上げたと存じますが、本日のおめでたい席に免じまして、どうかお許しください。

本日は誠におめでとうございます。