【結婚披露宴スピーチ例】恩師・教師・先生が教え子に向けてスピーチする場合

【結婚披露宴スピーチ例】恩師・教師・先生が教え子に向けてスピーチする場合

結婚披露宴のスピーチ例です。
今回は、立場が学生時代の教え子に向けた恩師の場合を紹介します。

ポイント

学生時代の恩師からのスピーチは、新郎新婦の少年時代を語る上で最も説得力があるのではないでしょうか。
新郎新婦自身も初めて聞くかもしれないその当時の印象や評価は、誰が聞いても大変興味深いものです。

是非、とっておきのエピソードを披露しましょう。

例文①

学生時代の恩師としての挨拶例です。

自己紹介

ただいまご紹介いただきました、新婦○○さん(新郎○○君)が小学校時代に担任させていただきました○○と申します。

祝辞とお礼の言葉

○○君、○○さん、並びにご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
一言お祝いを述べさせていただきます。

エピソード パターン①

私は長く教員として働いておりますが○○さんはとても印象に残っている生徒さんの一人です。

というのも・・・、このような場でお話するのもいかがなものかとは思いますが、○○さんは大変おてんばな少女でした。
泣いている男の子がいて「どうしたの?」と聞くと、大抵「○○ちゃんと喧嘩した。」と言うのです。

ただ、これには理由があったようで、どうやら○○ちゃんに泣かされていた男の子は、女の子をいじめたり、他の子を泣かせていた、いわゆるガキ大将の類でございました。

○○ちゃんはクラスみんなの正義のヒーローだったわけです。

その、クラスメイトを思いやる優しさ、ガキ大将に立ち向かう強さは、今後の新しい人生でも大いに発揮され、必ずや○○君の支えとなるのではないでしょうか。

エピソード パターン②

先程から、皆様方のお話を伺わせていただきまして、○○さんのご新郎が有能であるばかりでなく、お人柄も優しい方とのことで、○○さんの今後のお幸せを想像し、心より喜んでいる次第でございます。

○○さんもまた、このご新郎にふさわしい、多くの美点を持っているよい花嫁さんになることは三年間親しくお付き合いしてまいりました私が、十分に保証申し上げるところでございます。

クラスの中でとりたてて派手ということはございませんでしたが、細かい心づかいにいつも感心させられておりまして、将来、家庭のよき妻としてもっとも理想的な女性であると期待しておりました。

よき妻、良妻賢母と申しますと、ただ家事に追われて夫に尽くす姿を想像される方も多く、良妻賢母という言葉自体に反感をお持ちになる方も少なくございません。

今日では、そのような封建的な姿勢だけでは、到底よい妻とは言えないと存じます。

時代が変わり、社会的にも男女が対等な仕事をすることが多い今日、従来のようなご主人に寄りかかるようなことでは良き妻とは申せません。

人間として成長し、意欲的に創造していくことを決して忘れてはならないと思います。
○○さんは新しい時代の良妻賢母たり得て、幸せなご家庭を築いてくれると信じております。

エピソード パターン3

○○さんは、学生時代から常に真面目な勉強家だったばかりでなく、テニス部のキャンプテンとしても活躍されました。
特に印象に残ってるのは、厳しい練習に部員たちが音をあげているのに対し、○○さんは愚痴一つこぼさず他の部員たちを元気付け、士気を高めるその姿です。

この”愚痴をこぼさない前向きな姿勢”というのは、結婚生活においても非常に大切でございます。
私の妻などもご多分に洩れないのですが、亭主が夜遅くまで家を空けていたりすると、帰ってきた瞬間に愚痴をこぼす、文句をいうのです。

「外国では社交にも奥さん同伴なのに、私たちは寝るわけにもいかず、遅くまで起きて待っていなければいけない。」と言うのです。
亭主が夜遅くまで仕事をするのは、私共学校の教師も、ビジネスマンも同じです。

たしかに、外国の亭主には残業や宴会はあまりないようですが、そのかわり上役を自宅に呼んで接待しなくてはならない。
日本の奥さんが経験したことのないような活躍をしているのです。

是非、○○さんには愚痴をこぼす代わりに、いたわってあげて欲しいと思うのです。
学生時代の部活動を、その前向きな姿勢でこなしてきた○○さんならきっとできるはずです。

これは○○さんばかりでなく、ご亭主もどんなに仕事が辛い、人付き合いが難しい時も決して愚痴をこぼしてはいけません。
お二人が家庭から愚痴を追放されれば、非常に建設的な、前向きでたくましい結婚生活を送ることができるでしょう。

結びの言葉

わたくしは教師として、これまでに何百、何千という生徒を迎え、そして送り出してきました。
残念ながら、一度送り出したまま会うことがない生徒も大勢いるのであります。

しかし、本日のこのような席にお招きいただき、立派に成長した姿を目の当たりにするときは、誠に教師冥利に尽き、なんと素晴らしいものなのかと心の底から思うのでございます。

○○君、○○さん、本当にありがとう。

謹んでお二人のご多幸と、ご両家の今後のご反映をお祈りいたしまして私の祝辞とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございました。

例文②

学生時代の恩師としての挨拶例です。

自己紹介

ただいまご紹介いただきました、新婦○○さん(新郎○○君)が高校時代に担任させていただきました○○と申します。

祝辞とお礼の言葉

○○君、○○さん、並びにご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
一言お祝いを述べさせていただきます。

エピソード パターン①

私は、家庭科の教師として勤めておりますゆえ、このようなスピーチの場をいただいた際には、常に次のことを結婚生活に於いて実行していただきたいとお願い申し上げております。

第一には、珍しがり屋にならないことです。
近頃はどんどん新しい製品が出て、私たちの購買意欲をそそるような宣伝をさかんにいたしますが、すぐにそてに飛びついていては、家計が成り立ちません。

それに、新しい製品は初めはどうしても値が張るものですが、やがてそれも安く、さらに改良を加えた新製品が出回りますから、余裕を持ってタイミングを計ることができる冷静な判断が大切でございます。

第二には、家計簿だけは必ずつけてください。
家計簿を自分で記載しておく習慣は、いかなる家庭でも家計を乱さぬ根本であるばかりでなく、後々に対する大きな指針となります。

第三には、買い物をなさるときには、思い切って上等な品物を求めるということです。
安物買いの銭失いという格言もございますが、上等な品を、と望んでいれば特売などにつられて不必要なものを買い込むこともございません。

○○さんも、家庭の主婦となたれました上は、この三つのことを実行なさって、豊かに充実した家庭を築いていただきましょう、お祈りする次第でございます。

エピソード パターン②

新婦の○○さんは、かなりの料理上手と聞いております。
今思えば、家庭科の教師である私に、高校時代からなにかと料理のことについてお聞きになられていらっしゃいました。

家庭の料理は、家庭の健康、平和を求め、料理を楽しみとする目的がございます。

料理こそは文化の精粋であり、人間が日常もっとも親しく接する文明であります。

そして、結婚生活において女性が男性に与えうる文化の結晶が日々の家庭料理であることを思うとき、○○さんの優れたお料理の腕は、新しいご家庭で重要な役割を果たすことでございましょう。

どうぞ、十分に腕をおふるいになって、ご主人の活動の源泉となる美味しい料理を作ってさし上げてください。
それがお二人にとって大きな幸せを生むことになると存じます。

結びの言葉

わたくしは教師として、これまでに何百、何千という生徒を迎え、そして送り出してきました。
残念ながら、一度送り出したまま会うことがない生徒も大勢いるのであります。

しかし、本日のこのような席にお招きいただき、立派に成長した姿を目の当たりにするときは、誠に教師冥利に尽き、なんと素晴らしいものなのかと心の底から思うのでございます。

○○君、○○さん、本当にありがとう。

謹んでお二人のご多幸と、ご両家の今後のご反映をお祈りいたしまして私の祝辞とさせていただきます。

例文③

学生時代の恩師としての挨拶例です。

自己紹介

ただいまご紹介いただきました、新婦○○さん(新郎○○君)が高校時代に担任させていただきました○○と申します。

祝辞とお礼の言葉

○○君、○○さん、並びにご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
一言お祝いを述べさせていただきます。

エピソード パターン①

私はもう30年も教師として勤めており、○○さんと深く接したのは書道部の顧問としてでございました。
プライベートでも、書道を趣味とした方と多くお会いする機会があるのですが、以前は子供さんや若い女性が多かったのに対し、このごろはご家庭をお持ちになっている奥様の方がずっと多くなってまいりました。

これは、ご結婚なさった後にも女性の方が家の中に閉じこもって家事に専念するのではなく、何か自分の生活を広げたい、高めたいというお気持ちを強くお持ちになっていらっしゃるからだと思います。

ただ、相手に犠牲を強いるだけが愛情であると考えていた従来の人たちは、今日の奥様方が自分を尊重して人間らしく生きたいという意欲をお持ちだということを十分に理解していただきたいと存じます。

新婦の○○さんは、高校を卒業後も書道を続け、数々の展覧会に入選されるようなご立派な腕を持っていらっしゃいます。

このたび、めでたくご結婚され、ご家庭にお入りになりますが、この女性としての大きな転機をお迎えになって、今後一層進境を示されますことと、ご期待申し上げている次第でございます。

これからのご家庭の生活は、ご主人様も、奥様も人間としてよりよく生きていくために、その成長を助け合っていくものでなくればなりません。

今後とも、○○さんが、ご主人様のよきご理解の下に、お忙しい生活の中にも書道にご精進されるひとときをお持ちになって、強い人生への信念を固められるかたわら、社会人としてのすぐれた技術をお磨きあそばされます事をお祈りしております。

エピソード パターン②

○○さんは、授業中も熱心にノートをとっていた、真面目な学生であったと記憶しております。
高校卒業後も、その勤勉を発揮され専門性の高い大学へお進みになった事は皆様もご承知の通りと思います。

最近、ある中年の女性が、これは独身の方でありましたが、「奥さんという楽な仕事ばかりを希望して、職場をやめてしまう人が多い」ということを言われておりました。

これは彼女の大きな誤解でありますが、世間の人たちにはそのように思っている方も少なくありません。
私は、○○さんがこのたび新しくつかれた役目である主婦という仕事を正しく認識してもらうために、この機会を利用して皆様にご説明申し上げたいと思います。

妻という仕事は、いくつもの職業を一身に兼ねるという、きわめて繁雑な仕事であります。

まず、家計を司る財務大臣であり、家族の健康を気遣う厚生大臣であり、子供の教育を担当する文部大臣であり、会社、ご近所など色々な人との付き合いを行う外務大臣であります。

このような事実を受け止め、○○さんには強い信念を持って結婚生活に臨んでいただきたいと思いますし、ご主人には深い理解と愛情をもって接していただきたいと思うのであります。

結びの言葉

わたくしは教師として、これまでに何百、何千という生徒を迎え、そして送り出してきました。
残念ながら、一度送り出したまま会うことがない生徒も大勢いるのであります。

しかし、本日のこのような席にお招きいただき、立派に成長した姿を目の当たりにするときは、誠に教師冥利に尽き、なんと素晴らしいものなのかと心の底から思うのでございます。

○○君、○○さん、本当にありがとう。

謹んでお二人のご多幸と、ご両家の今後のご反映をお祈りいたしまして私の祝辞とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございました。