【結婚披露宴スピーチ例】再婚、学生結婚など特殊なケースの場合
- 2018.12.07
- スピーチ上達メモ
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結婚披露宴のスピーチ例です。
今回は、再婚や学生結婚、田舎での結婚式など特殊?な状況での例をご紹介します。
再婚
普通で言えば、特殊なケースとなるのかもしれませんが、このような場合にも明るい雰囲気の中で行われる事は、大変望ましい事です。
特に触れる必要はないのですが、前向きに捉えてスピーチに盛り込むのもOKです。
スピーチ例①
・・・謝辞、自己紹介が終わったら
皆様もすでにご存知の通り、○○は一度結婚に躓いております。
○○さんもそのことはご承知で、○○の人柄を見込んで選んでくださったと聞いたときには大変うれしく思いました。
しかし、○○さんのご両親のお気持ちを考えると、よろこんでばかりはいられません。
○○さんとご両親が、過去にとらわれず○○の人柄をご理解いただいたことを非常にうれしく思うと同時に、今後の結婚生活でさらに信頼を深められるようにするのが、○○の使命です。
スピーチ例②
○○君の家を訪ねて、お子さんの様子を見るたびに、「早く良い相手を見つけろよ」と勧めておりました。
しかし、○○君は「今は忙しくてそれどころではない」と言うのです。
正直私は、お子さんの将来を考えれば、それこそ、それどころではないだろう、と思っていたものです。
時折、○○君、お子さんの事を思い出しながら過ごしていた昨年の春、「話がある」といって○○君に呼び出されました。
まさか、とは思って約束の場所へ向かいましたが、そのまさかが現実のものとなったのです。
本日○○君の横に座っておられる、新婦○○さんを紹介されたのです。
その時は、自分のことのように嬉しく思ったのを今でも覚えております。
○○さんは、大変子供好きな優しい女性です。
すでにお子さんたちは、「お母さん、お母さん」と、本当に慕っているそうであります。
・・・結びの言葉へ
学生結婚
学生結婚は、少なからず周囲から何かといわれている事でしょう。
しかしその反面、新郎新婦は結婚にいたるまでに様々なことを乗り越えてきているはずです。
そのことを前向きに捉えてスピーチに織り込むのも当然OKです。
スピーチ例①
・・・謝辞、自己紹介が終わったら
こういうおめでたい席で、このようなことを申し上げますのもどうかと思いますが、せっかくの機会ですので、正直な今の私の気持ちを述べさせていただきたいと思います。
お二人の今日までの道のりは、いわば戦いであったと思うのです。
とかく、世間では学生結婚となると、周りから何やかやと言われます。
学生でももう立派な男と女なのですから、結婚の自由は憲法によっても保障されているのです。
学生だからといって、そのことだけで特殊な目で見られる必要はないと思うのです。
二人の責任に於いて行う事であるならば、祝福されて然るべきですよね。
しかし、残念ながらなかなかそうは見てもらえないようです。
お二人からも、そうした声が全く無かったわけではない、ということを聞いております。
それを乗り越えて、お二人は今日のこのよき日を迎えたのです。
これを勝利者といわずして何といいましょうか。
○○さん、彼を信じてよくここまでついて来られました。
○○君もあなたの支えがあったからこそ、ここまで頑張る事ができたのでしょう。
そういった意味からも、二人の愛がどれだけ深いものかをわからせてくれます。
○○君、○○さん、どうかあなた達お二人で、学生結婚だって、若い二人の結婚だって、こんなに立派な家庭を築く事ができるということを実証してください。
影ながら、応援しております。
・・・結びの言葉へ
人前式
式には年長者も多数出席されます。
人前式は、そのような方々にとっては、まだ馴染みが薄い場合が多いので、人前式に至った経緯を説明する形でスピーチに織り交ぜた方がよいでしょう。
スピーチ例①
・・・謝辞、自己紹介が終わったら
私どもは、両人から結婚したいとの申し出があったとき、当然教会か、神前で式を挙げるものと思っておりました。
ところが、そのつもりは無い、と言い出すもので、大変驚いた次第でございます。
「神様、仏様に誓うよりも、親族やお世話になっている人、親しい仲間に愛を誓いたいんです。」というのが理由です。
私としては、言いたいことはよくわかったのですが、それでよいものかは判断がつきませんでした。
結婚式の主役である、花嫁○○さんに確認したところ、二人とも同じ考えだという事でしたので、本日、人前式の運びとなりました。
○○家のご両親にも、お考えがあったかと思いますが、快く二人の意思を尊重していただき、感謝いたします。
本日、ご列席の皆様を証人として、二人は愛を誓いました。
最初の不安はどこへやら。
こうして、皆様の前で愛を誓い、祝福を受けるというのは、大変すばらしい事と、感激しております。
・・・結びの言葉へ
田舎での結婚式
都会で結婚式を挙げた後、新郎(もしくは新婦)の田舎で行う披露宴。
最近はこのようなケースも多いでしょう。
田舎で生活していた頃のエピソードを交えると、新婦も知らなかった新郎の新たな一面がわかるかもしれません。
スピーチ例①
・・・謝辞、自己紹介が終わったら
花嫁の○○さんは、遠路はるばるこのような田舎までご足労でございました。
こうして、だんな様が生まれ育った土地を訪れ、そこの人たちと接するというのも、だんな様を理解する上でなんらかの役に立つかもしれません。
ですから、私どもも特に気取ることなく、普段通りで姿でお祝いさせていただこうと思います。
○○君が都会に出て行ってから早10年。
歳月が人を変えるのか、環境が人を変えるのか、あまりに洗練された雰囲気になられて非常に驚いております。
もとより、○○君は、都会的なセンスを身に着けた人でした。
それは、何も外見だけの事ではありません。
田舎独特の慣例を守る体質・・とでもいいましょうか。
そのような事を次々と変えていく発想力と、行動力を持っていたのです。
そのようなセンスは、遊びから学校、地域での行事まで幅広く発揮されました。
思えば、今となっては一大イベントとなった夏祭りのカラオケ大会も、発案者は○○君でしたね。
そんな○○君が、10年ぶり、しかも花嫁さんを連れてくるというので、こうして皆が押しかけてきたのであります。
・・・結びの言葉へ
キューピット
新郎新婦の二人を引き合わせた人、つまりキューピットとなった人の場合ですね。
二人の馴れ初めは出席者の方々も興味がある話題でしょう。
スピーチに織り込むには、絶好のトピックです。
スピーチ例①
・・・謝辞、自己紹介が終わったら
本日、ご結婚されるお二人を結びつけたのは、何を隠そう私○○でございます。
あれは、2年ほど前の秋でした。
私は、今日この式にも出席されている、新婦友人の○○さんと、同じ高校の同級生でございました。
私と○○さんは、卒業して成人してからも、時折お酒を飲みに行くような間柄だったのですが、30歳近くになってくると、周りの友人たちの結婚が話題になることも、しばしばございました。
そんな時、私がポロっと「○○っていう良いやつがいるんだけどなぁ。」と新郎のことを話題に出したのです。
そうしましたら、新婦友人の○○さんからも「私の友達にも可愛くて良い子がいるよ。」と新婦○○さんの話が出てきたのです。
正直、私たちは「何か面白いことが起きればいい。」という軽い気持ちで二人を会わせることし、後日、お酒の席を設けたのです。
しかし、私は少し後悔したのです。
当日現れた本日の新婦の○○さんが本当に綺麗で「しまった!○○に紹介するんじゃなかった!」と思ったのです。
・・・というのは冗談でございます。
私は、その時すでに、既婚者でございます・・・。
新郎の○○君は、友人の私が申すのもおかしなようですが、なかなかの男前です。
本当のところ、似合いのカップルになるかもしれない、と思ったのです。
きっと性格的なものも大変波長が合ったのでございましょう。
もうそのあとはトントン拍子とでも申しましょうか、その後の連絡で「付き合うことになったよ!」、数ヵ月後には「結婚するよ!」、こんな調子でございます。
本日のような素晴らしいカップルの誕生に立ち会えたことは、友人としても大変嬉しいことです。
この二人なら、きっとこれから、素晴らしい幸せな家庭を築いてくれることでしょう。
・・・結びの言葉へ